町長就任式あいさつ

　このたび宇美町長に就任いたしました安川　茂伸です。

　ご承知のとおり、先月の町長選挙におきまして、第21代宇美町長として町政の運営を任せていただくこととなりました。職責の重さと、町民の方々の期待の大きさを考えますと、まさに身の引き締まる思いで、大変緊張しております。

　本日、就任に際しまして、職員の皆さんにご挨拶させていただきますとともに、私の町政に対する基本的な考え方をお話しさせていただきます。

　今回の選挙に臨むにあたり、私の目指す目標や、方向性ともいえるビジョンを５つ掲げさせていただきました。

　一つ目は、宇美町は、豊かな自然や　貴重な歴史的・文化的資源、そして伝統が息づいています。「ふるさと宇美」を誇りに思える、まちづくりを進めること。

　二つ目は、宇美町の宝である子どもを安心して産み・育てることができ、新しい時代に対応した教育を受けることができる、まちづくりを進めること。

　三つ目は、すべての町民が健康寿命を延ばし、支え合いながら安心して暮らせるように、保健・福祉が充実した、まちづくりを進めること。

　四つ目は、毎年のように発生しております災害への備えです。大雨・洪水などへの備えをはじめとする防災・減災体制の一層の強化を図り、あらゆる災害に強い安心・安全な、まちづくりを進めること。

　最後に、五つ目ですが、恵まれた立地条件をいかすため道路交通網の整備に加え、常態化している道路渋滞の解消が急務であると考えています。合わせて、公共交通の充実を図り、快適な移動が可能になる、まちづくりを進めることです。

　一つ一つ詳しく説明しなくとも、概ね内容はご理解いただけると思いますが、現在策定中の「第７次総合計画」に、具体的な政策として反映したいと思っております。

　さて、私の中の物差しは、その政策が、「町民のためになるのか？」という、この一点です。仕事を進めて行くうえで、常に「町民の皆さんのためになるのか？」を自問自答しながら、必ずや、町民の皆さんの期待に応えられるよう、公約の一つ一つを、スピード感を持って実現してまいります。

　国も地方も大きな変革の時代にあり、乗り越えなければならない課題が山積しています。課題解決のためには、町政の最前線に立つ皆さん方職員一人ひとりが、宇美町の職員として働くことに誇りを持ち、その能力をいかんなく発揮できることが大切であると考えております。また、特に今年度は、年度途中の退職者が増えていることは残念でなりません。そういう意味におきましても、職員とともに知恵を出し合い、率直な意見交換ができる風通しの良い職場環境づくりに努めてまいりますので、職員の皆さまの協力をよろしくお願いします。

「活気に満ちた、ワクワクするような町を一緒に作っていきましょう！」

　以上、町長就任にあたり、私の考えと決意をお話しさせていただきましたが、職員の皆さんの一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。