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飼い主のいない猫(野良猫)対策にご理解を

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年2月26日更新

 町には、飼い主のいない猫(野良猫)による被害に関する相談が多く寄せられています。                                                飼い主がいない猫の問題を解決・改善するためには、自己防衛が基本となりますが、地域が一丸となり、町、住民、協力ボランティア等が協働で取り組むことが重要です。                               

猫による被害が増加するのはなぜ?

 飼い主がいない猫は、もともと捨てられた飼い猫や不妊・去勢手術をせずに野外で放し飼いにした猫が繁殖して増えたものです。                                               猫は繁殖力が非常に強い動物です。猫が増えるとごみを荒らされる、庭にフン尿をされるなどの被害が増加します。                                                       飼い主がいない猫を増やさないために、まずは飼い主が責任をもって猫を飼育する必要があります。なお、猫をみだりに殺傷する、他の場所へ捨てるといった行為は法律で禁止されています。

       繁殖

飼い主のいない猫へのエサやりは?

 善意から飼い主のいない猫にエサを与えると、次第に猫が集まってしまい、様々なトラブルにつながります。                                                         不妊・去勢手術をしていない猫が集まってしまうとエサ場周辺に子猫が生まれてさらに増えてしまいます。また、周辺住民の敷地にフンをしたり、車を汚したり、エサを置いたまま後片付けをしないと、エサ場付近は不衛生になります。                                                                                               無責任にエサを与えて、周辺住民へフン尿などによる被害防止の対策を取らなかった場合に、もし被害を起こした場合は、損害賠償を求められる判例もありますので、飼い主のいない猫にエサを与える場合は、次のことも合わせて行ってください。

1.不妊・去勢手術を実施し、これ以上増やさないようにしましょう。                                                 2.エサの後片付けをしましょう。                                                                               3.トイレなどを設置し、フンの始末をしましょう。                                                       4.周辺住民の理解を得る努力をしましょう。                                                                              5.人と猫が地域で共存できるように、地域でルールを作りましょう。                              

ご存知ですか?地域猫活動

 猫は、動物の愛護及び管理に関する法律で愛護動物に規定されているため、個人でも行政でも駆除することはできません。                                                                そのため、今いる飼い主のいない猫と上手に付き合いながら、数を減らしていく方法として「地域猫活動」があります。                                                              「地域猫活動」は、地域の理解と協力のもと、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術をし、エサ場やトイレの設置などのルールを定めて適切に管理しながら、その猫の命を一代限りで全うさせる活動です。不妊・去勢手術を行うことで猫の出産がなくなるほか、尿のにおいや繁殖期の鳴き声が緩和されます。また、適切な管理をすることでごみ漁り、エサの食べ残し、フンの放置等がなくなり、地域の環境美化につながります。                                                                 この取組みを行うためには、地域で発生しているごみ漁りやフン尿被害などを「地域の環境問題」としてとらえ、地域全体で取り組みことが重要です。

 宇美町では、地域猫活動を実施する活動グループに不妊・去勢手術の手術券を交付しています。                                                  詳しくは、地域猫活動についてをご覧ください。

TNR活動について

 飼い主のいない猫による問題を改善するための取組みの一つに、地域にいる飼い主のいない猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、もとの場所に戻す(Return)TNR活動があります。この活動は、子猫を生まれることを防ぎ、飼い主のいない猫をこれ以上増やさず、被害を軽減することを目的としています。       

                                         tnr                                                      

協力ボランティアについて

 町では、TNR活動を支援するために協力ボランティア団体と協力して飼い主のいない猫を減らす取り組みをしています。                                                           地域のボランティアの方は、飼い主のいない猫を継続的に適正管理する活動を行っています。エサを置いたままにせずに、ルールを決めたエサやりや、トイレの設置、周辺の清掃等を実施します。ただ、無責任にエサを与えている方は、地域のボランティアではありません。                                           このような協力ボランティアの活動につきましても、ご理解とご協力をお願いいたします。   

 

あすなろ猫事業について          

 (公社)福岡県獣医師会では、「飼い主がいない猫で、まだ地域猫の条件は満たしていないが、一定の地域にすみ、エサを与えられている猫」を対象に、不妊・去勢手術の一部を支援する事業を行っています。                                                                                                                        ただし、申込期間や抽選で決定するなど諸条件があります。                                                              

条件

※外観上健康な生後6か月以上の猫。ただし、飼い猫は対象外です。                                                                 ※申込者自身が猫を捕まえて動物病院に連れて行き、手術後は元の場所に戻すか、新しい飼い主を探すことができること。                                                                             ※申込者が手術を行った猫に手術済みであることが外見から判断できる処置である、耳先カットの実施に同意すること。

支援内容

 メス1頭につき11,000円(税込)、オス1頭につき5,500円(税込)の申込者自己負担で、不妊・去勢手術を行います。                                                               支援対象は、お申し込みののち抽選にて決定します。残念ながら落選となった場合は、支援を受けることができません。

受付期間

 一次抽選お申し込み 令和6年4月15日(月)~5月15日(水)

 二次抽選お申し込み 令和6年9月1日(日)~10月1日(火)

手術実施期間

 一次手術 令和6年6月1日(土)~7月31日(水)

 二次手術 令和6年10月15日(火)~12月15日(日)

お申し込み方法

 下記サイトの抽選お申し込みフォームよりお申し込みください。                                                                      ※先着受付ではありません。                                                                       ※お申し込みは、期間中お一人1頭のみです。

手術を受けることができる病院や詳しいことは、あすなろ猫事業<外部リンク>をご覧ください。