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犬を飼っている方へ

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年6月7日更新

飼育のマナー

 犬の寿命はおよそ10年前後ですが、飼養条件が良ければおおむね15年ほど生きます。ペットと一緒に暮らそうというとき、生活のスタイルや家族構成、住環境を考えてください。そして「一生世話をする」という心構えが必要です。                                                                                       また、ペットと暮らすということは周囲の人々と折り合っていくということです。すべての人が、犬に好感を持っているわけではありませんので、動物の性質・習性を理解し、人間の社会で生活するルールを学ぶ必要があります。

犬の習性

  1. 犬はもともと群れで行動する動物ですから、群れの中での順位を決め、自分より強いと認めた相手には服従します。飼い主が群れのリーダーになるのが基本で、飼い主は必ず犬よりも上位に立たなければ、しつけはできません。
  2. 自分のテリトリー(領域)を持つ生き物であり、見知らぬ人や他の動物がテリトリーに入ろうとすれば、それを守るために攻撃します。
  3. 犬は運動量が大きい動物です。十分な運動をしてやらなければかわいそうです。

 犬と人がともに快適に暮らせるように

  共生

 散歩のマナー                              

 長さが変えられないタイプのリードを使いましょう!

 外出の際は、必ず犬にリードを付けましょう。長さが変えられるタイプのリードをロックせずに散歩をさせることで、犬が怖いと思う人や伸びたリードにつまずいて転んだ人から、問題が指摘されています。できるだけ長さが変えられないタイプのリードを短く持って散歩しましょう。

 リーダーウォークを身につけましょう!

 リーダーウォークとは、散歩中の犬が飼い主の先を歩くことなく、常に横に付いて歩くことを言います。                                                      この習慣が身に付くと、飼い主を無視して突っ走り他人に迷惑をかけたり、ほかの犬におそいかかったりなどのトラブルを防ぐことができます。

 犬のフンは持ち帰りましょう!

 犬の散歩の際、公共の場所や他人の土地などでフンをそのままにしないよう、必ず持ち帰るようにしましょう。                                                    電柱などにしたオシッコは、少量の水で流すか、消臭スプレーなどでにおいの軽減をします。

犬の放し飼いは出来ません。

 犬の放し飼いは、福岡県条例で禁止されています。道路、公園や広場などの公共的な場所での放し飼いは絶対にしないでください。                                                   どんなにおとなしい犬でも、人に危害を加えないとは限りません。そうならないために、飼い主は、飼い犬を丈夫な鎖でつなぐか、囲いの中に入れるなどして、首輪をつけて逃げないようにし、定期的に点検・修繕・交換をしましょう。                                                                                                 特に雷などのとても大きい音に驚いて、リードを引きちぎるなどして急に逃げてしまうことがありますので、日ごろから、十分注意しておきましょう。

 犬の無駄吠えのしつけ

 なぜ吠えるのか考える。

 すべての無駄吠えの理由の共通点として挙げられるものとして、自分の感情を表現しているということがあります。人間のように言葉を持たない犬は、吠えることによって自分の感情を表現しているのです。                                                                                  飼っている犬が無駄吠えをした場合は、まずその無駄吠えをなぜしているか、その理由を探してみることから始めてください。無駄吠えの理由によって、取るべき対策やしつけが変わってきます。

人間が泣くのと同じ対処をしていく。

 犬が寂しくてかまってほしくて無駄吠えをしているのか、他にも、病気や体調不良などを訴えているのか、ケガをしてしまって気が付いて欲しいために、吠えて伝えようとしている場合もあるので注意が必要です。無駄吠えをしたからといって、なんでもかんでも中止させようとしてはいけません。

基本となる無駄吠えのしつけ方法

 犬の無駄吠えのしつけにおいても、他のしつけと同様に低いしっかりとした声で、だめと伝えることにあります。この時、注意しなければいけないのは、もちろん体罰は厳禁です。そして、犬の名前を呼ぶ行為もしないことです。犬が無駄吠えをしていたとしても、それを一切無視することになります。

100%なくすのではなく、本当の意味での無駄吠えをなくす

 犬の無駄吠えを完全に無くすのは、不可能と考えておきましょう。これは、人間に笑うな、泣くなと言っているようなものに当たります。無駄吠えはできるだけ抑えるようにしつけ、もし、無駄吠えをしてしまったとしても、それをきちんとコントロールできるような犬の無駄吠えのしつけを目指していきましょう。

庭に繋がれた犬の無駄吠え防止法

 犬小屋を道路に背を向ける位置に配置することで、無駄吠えの原因となる可能性の高い、他の動物と遭遇する機会を減らすことができます。可能な限り道路から離れた位置に犬にとって安心できるスペースを作ってあげましょう。犬にとって不安も減り、無駄吠えをすることも減ってきます。野外で飼っている犬に寂しい思いをさせないようにすることも、無駄吠えの対策となります。テレビの音が聞こえる場所や、おもちゃを与えて、気分がまぎれる場合も対策になります。

犬の習性を利用する

 犬が群れの中で生活をする場合、上位の犬が従わない犬に制裁を与える犬の習性を利用します。                                                                             方法は、「まず、片手で犬の首輪などを押さえて頭を固定します。」「そして、反対の手で鼻から口にかけて包むようにつかみます。」「そして、低いしっかりとした声で、ダメ!と号令をかけます。」これを、何度も繰り返すことによって、犬は無駄吠えをしなくなります。                                                                            しかし、犬にとっては屈辱感を与えるしつけなので、最後の手段にしましょう。

関連法令

福岡県動物の愛護及び管理に関する条例<外部リンク>(第5編保健福祉 第10章 第6節を参照してください)