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7月は「第74回社会を明るくする運動」啓発月間です。
「社会を明るくする運動」は、昭和26年から始まり、すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動です。74回目となる今年は、高速化効率化されたシステムの中で暮らす今の時代において、「待つ」「時間をかける」ことの価値をあらためて見直す『想う。ときには足をとめ。』というコンセプトで運動が展開されています。
7月の強調月間に先立ち、6月3日には、保護司会宇美支部の西山支部長から内閣総理大臣及び県知事メッセージの伝達を原田副町長が受け取りました。
強調月間初日の7月1日には、JR宇美駅前において街頭啓発を行う予定でありましたが、雨天中止となり、非常に残念でありました。しかしながら、強調月間中は、役場庁舎、JR宇美駅、中央公民館、3中学校にのぼり旗や横断幕を設置し、役場窓口にも「薬物乱用防止」のリーフレットの配架やポスター掲示を行っていますので、是非ご参照いただけたらと存じます。
刑務所出所後、5年以内に再び罪を犯して刑務所に戻る人の割合は3人に1人、出所時に住む場所がない人の割合は7人に1人と言われており、多くの人が孤立しているのが現状です。
犯罪や非行をした人が再び過ちを犯さないためには、その人自身が自らの過去と向き合い、罪を償って立ち直りのために努力することが必要です。
併せて、過ちを犯した人を地域の中に受け入れ、見守り、支える、地域に暮らす人たちの温かいまなざしも必要です。犯罪のない安全で安心な明るい社会を実現するため、立ち直りを支援する輪を広げていきましょう。

