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東京2025デフリンピックPRキャラバンカーが宇美町にやってきます!
このキャラバンカーは、東京2025デフリンピック全国キャラバン事業の1つで、日本で初の開催となる東京2025デフリンピックのことをより多くの人に知ってもらい、日本代表選手や各国選手にたくさんの応援を届けることを目的に実施されています。
デフリンピックは「きこえない、きこえにくい」アスリートのためのオリンピックとして4年に1度開催され、100年の歴史を持つ大会です。
大会には、宇美町出身・在住であり、デフサッカー日本代表として活躍されている松元卓巳選手も出場される(代表候補)予定です。
7月29日(火曜日)10時から11時に、宇美町役場に東京2025デフリンピックPRキャラバンカーがやってきます。
当日のセレモニーには松元選手も出席予定となっており、応援メッセージを書く時間も設けられています。
ぜひ、皆さんで松元選手を応援しましょう!
たくさんのご来庁をお待ちしています。
デフリンピック応援キャラバン チラシ
松元卓巳選手 紹介
松元卓巳選手は、高校2年生でデフサッカー日本代表に初選出されて以来、19年間日本代表ゴールキーパーとして活躍しており、現在ではキャプテンを務めていらっしゃいます。
桜原小学校・宇美中学校の出身で、先天性両混合性難聴により、生まれつき両耳がほとんど聞こえない状態です。
東京2025デフリンピックでは金メダル獲得を目標として、日本代表チームを牽引しています。
競技活動だけでなく、デフリンピックの認知拡大や聴覚障害への理解を深めるための講演活動など、社会啓発にも積極的に取り組んでいます。病院での受付番号表示や災害時の情報アクセスの不便さなど、聴覚障がい者の抱える課題を伝えることで、聴覚障がいを持っている人と持っていない人が混ざり合う社会の実現をめざして、精力的に活動しています。
主な経歴と実績
2006年: デフサッカー日本代表に初選出。
2009年、2013年、2017年: デフリンピックに3大会出場。
2023年: デフサッカーワールドカップ(マレーシア)日本史上初の銀メダル獲得に貢献
キャプテンとしてチームを牽引し、 個人としても優秀ゴールキーパー賞を受賞。
2024年: 第10回アジア太平洋ろう者競技大会で優勝に貢献
2025年4月2日: 国立競技場で行われたJFL首位のクリアソン新宿とのエキシビションマッチに出場。
試合前の国歌斉唱では手話を用い、感極まって涙を流す場面も見られました。
デフサッカーについて
デフサッカーは、聴覚障がい者が行うサッカーで、「音のないサッカー」とも称されます。競技中は補聴器を外すことが義務付けられており、選手たちは手話やアイコンタクトで密にコミュニケーションを取ります。通常のサッカーとほぼ同じルールが適用されますが、審判が笛とフラッグを併用するなど、視覚的合図がより強調される点が特徴です。
デフサッカーは世界中で広がりを見せており、100カ国以上で100万人を超える競技人口を誇ります。日本の男子デフサッカー代表チームは近年目覚ましい活躍を見せており、2023年のデフサッカーワールドカップでは準優勝、2024年のアジア太平洋ろう者競技大会では優勝を飾りました。これらの好成績により、東京2025デフリンピックでの金メダル獲得への期待が高まっています。