主体的な学びの時間の時間に,ハピ小(前期課程)とハピ中(後期課程)で「調理を通した学習」を行いました。
調理を通して,家庭科の学習はもちろん,計量などで算数・数学科,食の歴史や文化で社会科,成分で理科,自身の健康で体育・保健体育科などなど,様々なことを学びます。
ハピ中のこどもが考え,提案したメニューは,「肉じゃが」と「豆腐とわかめの味噌汁」です。
事前に40人分の買い物リストを作成し,自分たちで買い出しをし,今日を迎えました。
一人一人が役割をもち,安全に行動し,10時に調理をスタートしました。
12時には調理が終了し,昼食をみんなで食べるというスケジュールをこなすには,一人一人が「何をするのか」という見通しをもって動かなければなりません。
ハピ小のこどもも,初めて一緒に取り組みました。
慣れない手つきでジャガイモの皮やにんじんの皮をピーラーを使ってむいたり,切ったりして,テキパキと動いていました。
「つかれた~。」というハピ小のこどもは,自分だけの分をつくるのではなく,40人分を作ることの大変さに気づきました。
また,調理だけではなく,器の準備や後片付け,洗い物と仕事はたくさんあることも学びました。
調理は時間内に完成し,味も上々で,おいしくいただくことができました。
学びの多様化学校では,小さな体験を経験に昇華し,達成感を味わうことができるように今後も支援していきます。