これは昨日の朝、2年生が手に持っていた大きな紙袋です。中に入っているものも大きそうですね。きっと重たいのでしょう。
「何が入っているの?見せて?」
1年生を楽しませるためのおもちゃづくりのために家から持って来たそうです。
中身は、軽ーい発泡スチロールでした。大きさにだまされてしまいました。
今朝はこれです。なんだかお分かりですよね。上靴よりも、体操服よりも、絵の具よりも、裁縫道具よりも重たい。そう、小学生が持っていく荷物の中で最も重たい道具、習字道具です。(だからショルダーベルトが付いているのもあるんですね。)
何が重たいって、硯石(すずりいし)と文鎮(ぶんちん)が重たいのです。
でも、習字の学習をすることで日本の文化の1つである「文字(ひらがなや漢字)」の正しい形やつくり(とめ・はね・はらい、長さ・バランスなど)、筆順の大切さ、文字の中心などを学ぶものです。
また、背筋を伸ばして正しい姿勢で筆を走らせることで集中力も身につきます。
ワープロが発達し、なかなか手書きしない今だからこそ、手書きの文字の味わいを大切にしたいものです。
世界に羽ばたくためにも、日本の文化をしっかりと理解しておくことも、社会人基礎力の1つですね。(A.A)