先週金曜日の遠足はどうだったでしょうか?話は聞かれましたか?それとも疲れ果てて夕食後にベットにバタンでしたか?
今朝は1年生の男子が私の姿を見るなり、紙袋からこんなものを取り出して自慢げに見せてくれましたよ。
顔の大きさぐらいある松ぼっくりです。すごいですね。どこで見つけたのか聞き忘れてしまいました。
そうこうしていると、何やら子どもたちがもめているようです。1人の男子が数人から責められています。
原因はカマキリでした。
「○○ちゃんのカマキリ、勝手に逃がしたやろ!なんで勝手に逃がすとよ!」
責められた男子はションボリしてその場を動こうとしなくなりました。
そのうち他の子どもたちが心配して来てくれたようですが・・・。
それでも動こうとしない男子。とうとう私も我慢できずに声をかけました。
「カマキリを逃がした理由があるんじゃないと?」
「メスで、卵を産んだ後、弱っとったけん逃がしてやった・・・。」
「取った人に言わんで勝手に逃がしたと?」
「言って逃がした・・・。」
「よし、それならみんなにそう説明しに行こう!」
「いや、行かない。ずっとここにおる!」・・・・・
どうにか説得し、保健室までは到達したもののなかなか教室には行けない様子です。
そのうちに担任の先生が下りてきて話を聞いて、どうにか教室に上がれたようです。
私が午後に教室を回ると元気に手を振り返してくれました。
「よかったね。ほら、ずっと外にいるよりも、勇気を出して教室に戻ってよかったやろ?」
と心の中でつぶやきました。
子どもたちはこんな体験を日々繰り返すことで「社会の中で生きる大人」へと成長していくのです!(A.A)