今朝も正門で立っていると子どもたちがいろいろな生き物などを持ってきていました。
まずは、これです。
セミです。ジッとしていますね。幼虫から出てきたばかりなのかもしれません。羽がまだ曲がっています。
「メスとオスの見分け方知っとる?お腹を見て、鳴き声を出すところがあればオス、なければメスよ。」
見て見ると鳴き声を出す器官がないのでメスでした。
ネットに画像がありました。右がメス、左がオス(胸板みたいなのが鳴き声を出す器官)です。
次は高学年男子がケースごと持ってきました。中に何がいるのでしょうか?
トカゲとトンボのようです。
低学年女子が持ってきたのはこれです。
葉っぱと種です。種はオシロイバナの種のようですね。
「はい、あげる。」
葉っぱを1枚くれました。
穴がかわいいですね。
「はらぺこあおむしが食べたのかもしれないよ。」
はらぺこあおむしと言えば、作者のエリック・カール氏が先日91才で亡くなりましたね。
私の息子たちも「はらぺこあおむし」の絵本が大好きでした。だって、青虫が食べたみたいにページに穴が開いていたからです。
実は、エリック・カール氏と日本はつながりが深いそうです。なんでも「はらぺこあおむし」出版当時、穴が開いた絵本を作ってくれるのは日本の偕成社だけだったと言うことだそうです。今では世界中で翻訳されて出版されています。(全世界で累計5,500万部を販売するベストセラー)
今日も子どもたちのおかげで、朝からいろいろなことを考えさせてもらっています。(A.A)
P.S.セミの抜け殻を持ってきた子がたくさんいました。その中に、まだ生きているセミの幼虫を持ってきた子もいました。
「今からセミになるのかもしれないから、木に登らせてあげてね。」
「わかった。この木に置いておくから、校長先生見張っておいてね。」
でも、気がつくとセミの幼虫の姿が見えません。どこに行ったのか?
本当ならこうやって出てくるのです。
無事に成虫になって飛んで行ってくれているといいのですが。自然は過酷ですからね。