1年生の教室に次のような掲示物が貼っていました。
鉛筆を正しく持つ手順です。まず親指と人差し指で軽く持って、次に中指を添えます。そして薬指と小指を手の支えとします。書くときには下の写真のようになります。
簡単そうに見えますがほとんどの子ができていません。指先の力がまだ弱いため、下の写真のように握りこむ持ち方になりがちです。
持ち方が悪いと、文字を書くときに片方の眼ばかり使ってしまい、脳の働き方にも偏りが出てしまう、と何かの本に書いていました。また書く姿勢も崩れがちです。
正しい持ち方を身に付けるには時間がかかります。慣れた持ち方でないと文字が歪んでしまうため、また持ち方を戻してしまうからです。
歪んでも正しい持ち方をしていれば否定せず、励まして練習させることが大切です。保護者の方も教師自身も大変根気がいる指導ですが、正しい持ち方を小学生のうちに身に付けさせたいものです。