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トップページ宇美東小学校親の対応で子どもが変わる、というお話

親の対応で子どもが変わる、というお話

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年9月6日更新
『週刊教育資料No.1618 日本教育新聞社』という冊子の「校長講話」(前盛岡大学非常勤講師 元岩手県盛岡市立中野小学校校長 野口晃男先生)に載っていたお話を紹介します。
「低学年の子どもが外で遊んで衣服を濡らして帰宅しました。このとき、親の対応として、次の三つが予想されます。
あそび
親A『どうして濡らしてきたの』と叱る
親B『冷たかったでしょう』と着替えさせながら、その時の様子を聞く
親C 何も言わない。何も聞かない。
親
親Aの子どもは、だんだん新しいことに挑戦する意欲を失っていきます。叱りつけることで親の怒りは収まっても、子どもの心には悲しみと後悔の思いしか残りません。
笑顔
 親Bの子どもは、着替えをした心地よさと、親の優しさを感じながら、自分のとった行動を冷静に反省することになります。そして、次は、注意して行動しようという気持ちが芽生えます。
 このような失敗は次につながる失敗です。失敗は行動した証なのです。親Bの子どもにとっては、このような日常での失敗の経験により、生きていく知恵が育まれるのです。この知恵は、自分だけのものではなく、悲しみの中にある友達への思いやりの心につながっていきます。思いやりの心を育てるには、実は、日常の親の態度が大きく影響しているのです。
親Cの対応、これは全く問題外と言えます。」
やさしい言葉
以上です。子どもにやさしい言葉の力が育つように、学校と共に歩んでいきましょう!